タイトルにある通りかなり否定的な感想になると思うのでジブリファンの方やこの作品が気に入った方は読むのをオススメしません。
多分ほとんどの日本人は知っているであろうスタジオジブリの、宮崎駿の最新作【君たちはどう生きるか】が公開されました。
この作品変な鳥のポスター以外本当に情報がなかった。私はてっきり公開延期するのかと思っていたが驚きの情報が飛び込んできた。
全く宣伝をせずに公開するという。邦画でも洋画でも前代未聞でしょう。
あまりに情報がなさすぎてTwitterでつまらない大喜利が始まる始末に。
そして昨日見てきた感想ですが……かなりつまらない!
冒険活劇ファンタジーになる、という情報が出ていたのですが124分中の1時間は現実世界の話なのと特に面白くもないので眠くなってくる。
千尋は開始数分で異世界のテンポ感のよさだったのに。
冒頭主人公の母親が死亡、父親が再婚…という話になるのだがこの再婚相手がやばすぎる!
まさかの亡くなった母親の妹!しかも滅茶苦茶似てる!
いやいかんでしょ…父親はサイコパスか?
と、ドン引きしてしまったのだが調べると当時は結構あったらしい。ソロレート婚というみたいだ。
ただ、気持ち悪いという感想は拭えなかった。流石に子供のことも考えろと言いたい。
そしてポスターに唯一いたしゃべるサギも出てきていざ異世界へ!という場面が2、3回あるのだが家族に呼ばれて戻る場面がある。
もうさっさといってくれ。とずっと思ってた。
いざ異世界に行っても特に面白くはない。単調すぎる。千尋のようなテンポ、ワクワク感は全くない。崩壊仕掛けている設定なのでビジュアルもワクワクしない。
文章で言っても何言ってるんだこいつ?と思われるかもしれませんが、母親がとくに説明はないがロリ化…というか現実の頃当時母親が消えて1年後帰ってきた説明あったんで多分成長が子供の頃で止まった状態で出てきてたぶんこの母親がヒロイン枠だと思うんですけど(ストーリー的には現実の新しい母親を助けに行く体)母親がヒロインってのは正直きつい……!
ずっと同じ平坦なテンポで進むし緊迫感もないのでマジで眠気との戦いだった。
ラストもなんとも…ぽっと出の鳥が異世界をめちゃくちゃにしてしまいただ現実に戻る、という主人公が活躍しないラストはカタルシスもなく致命的である。
異世界の管理者からあとをついでほしいとか言われて拒否する、とか母親の妹を新しい母親として受け入れていたりサギ男を友達と呼んだり色々主人公も内面で成長していて、現実を行きたいとか思ってることはあるんだろうけども。
そして現実に戻ったら数年後に飛び、東京に戻ることになり、唐突に終わる。
え?何この映画?
もうちょっとどうにかならなかったのか。
他にも色々言いたいことはあるんだけどネガティブ感想しか出てこないからこのへんで。とりあえず俺には全く合いませんでした。
しかし年齢的にも恐らく長編はこれで最後だと思うので付き合うのもいいんじゃないでしょうか。
ただ、作画だけは始まった瞬間から凄いと思った。あとサギ男は好き。
キムタクがエンドロールで名前出るまでキムタクと分からなくて驚いたね。
ああ、久々だった……この終了後の映画館にいるみんなで困惑する空気感……!