この間ディズニープラスで配信された誰でも名前は知っているピーターパンの実写リメイク作品、ピーターパン&ウェンディを見ました。
この映画、本当に酷すぎる。SNSで馬鹿にされている大怪獣のあとしまつ、デビルマンのほうがまだ楽しめますよ。
テンポがクソ悪い上にビジュアルが酷い。アクションシーンもディズニー映画だからそれなりに見られればいいがその域にすら達していないとしか思えない。なんだあれ。
唯一いいと思ったのはロンドンを飛ぶところは良かった。アニメ版で印象的だった時計塔のシーンはなかったけどな。
この映画の酷いところはこれで終わらない。
改変がいくらなんでもひどすぎる。
フック船長が実は昔ピーターパンと友達で一度母親に会いたい…とピーターパンに吐露していたことが判明してフック船長に悲しき過去…的展開がくるのだがなんとピーターパンがそれに怒ってフックをネバーランドから追い出していたことが判明…。
それで腕すら切り落としてるってピーターパンがヴィランだろこれ。
また最近のディズニーにありがちな強い女性的な話が終始展開され、ウェンディが主役と化している。最早ピーターパンは空気である。アニメ版だとピーターパンが助けに来るシーンもウェンディとティンカーベルがふたりで解決!ピーターパンは遅れてやってくる始末である。
いや、なにこれ…。
最早ピーターパンではない何かとしか俺は思えない。ティンカーベルもアニメ版は嫉妬深い性格だったが黒人に配慮してるのか知らんがただのいいこちゃんになりその性格は消え失せただの舞台装置でしかなくなっている。
実写ピノキオのブルーフェアリーもそうだったが、配慮してアニメ版の出演場面すらカットして腫れ物的扱いをするのはそれこそ差別としか俺は思えない。ディズニーは本格的に暗黒期に突入してしまったんだなと思った。